管理栄養士が必ず持っている本「日本食品成分表」をご存知ですか? 文部科学省から公表されている食品可食部100g当たりの成分に関するデータが載っている本です。食品の成分とは「たんぱく質」「脂肪」「炭水化物」「無機質」「ビタミン類」「水分」などを指します。
1931年(昭和6年)に「日本食品成分総覧」という名前で出版されたのが始まりで、近年では5年ごとに改訂されており、最新は2020年版です。初めは1045の食品数が掲載されていましたが2020年版では食品数2478まで増えています。“国民が日常摂取する食品の成分を明らかにすること”を目的としていますので、食生活や社会環境の変化によって新たに食卓に上がるようになった食品もたくさんあります。また、旬だけであった野菜などは通年流通するようになり、さらには測定技術の進歩によって成分も昔とは変わってきています。5年ごとの改訂では主にこのような内容を見直しています。
食品成分表は日本人の食生活の変化や健康・栄養上の関心に応えるよう、従来の成分を継続しつつ、新しい要素を取り組んでいくことが重要であると考えられています。 もし、書店でみかけることがあればこのブログの内容を思い出していただけると嬉しいです。