初めまして。Tと申します。動物と漫画が好きな方はいらっしゃいますか?私は動物が大好きで、コロナ流行前は水族館や動物園で癒されていました。動物たちに触れて、撫でたり、時には鳴き声を真似したり、食べている時の口元をチャーミングと感じたり。
しかし、コロナ禍になってからは、もっぱら漫画に夢中です。漫画は「進撃の巨人」が好きです。少し作品の魅力を語ります。※ネタバレを避けたい方と戦争描写が苦手な方には、これより読み進めることはオススメしません。
「進撃の巨人」の魅力のポイントは3つです。先ずひとつめは、戦闘体制の構図、馬を用いた索敵陣形の演出、心理戦、人種差別設定などが緻密に考案されています。
次に、敵側の心理描写もあり、裏切られても皆それぞれの正義で戦うのでどの立場も理解でき、まさに「戦争は立ち位置が変わると善にも悪にもなる。虐殺者にも英雄にもなる」状況になります。いつも予想を超えるまさかの展開が待っています。
最後に、主題歌がこのアニメの世界観にとてもよく合っています。「僕の戦争」は得体の知れない大きな存在に追われるような覆われるような不安感が湧きます。不穏な歌詞に背後で流れるピアノとヴァイオリンの不気味な音が合わさり、コーラス隊が「war~♪」と繰り返すものだから、筆舌しがたい情景が浮かびます。映像では爆発物は鮮やかな色、生き物は白黒で描かれています。いかに人権や幸福などが、ないがしろにされていることが表現されていると思います。
しかし、この「進撃の巨人」の最大の魅力は、漫画自体の完成度の高さはもちろん、何故戦争が起こるのか、何故終わらないのか、戦争と平和について考えさせられる点で比類のない素晴らしい作品だということです。同じように感じている方はいらっしゃいますか?
訪問看護師T