会議と研修と懇親会

たくさんの会議や研修が中止となりました。私は時間の許す限り早めに会場に入ります。終わるとなるべく残ります。そうするといろんな人とお話しする機会に恵まれることが多いですね。ちょっとした情報や私にはない発想を頂けることもあります。
懇親会は大好きです。お酒が好きだからではありません。芯からお酒呑みらしく、1人でゆっくり飲むのが大好きです。人と飲むと楽しいですし勉強になりますが大変疲れます。お酒を飲みながら今日の会議や研修会の続きの意見交換をしたり、全然切り口の違う話題に接することが出来たり・・・学会によってはロビーで誰かと話している時間の方が長い時もあります。

感染予防

今でも懇親会には全く参加しません。残念です。会議や研修会は「感染予防を行いながら」開催されるようになりました。マスクと消毒は必須ですね。「検温」、「換気」、「距離を取る」といったところは徹底されているところもあれば、首をかしげることもよくあります。

オンライン

主催者側も1か所に集まる人数を減らせるので良いと思いますが、受講者側は全くリスクなく参加できるので大変ありがたいですね。私は職場にも自宅にもwifi環境があり、この点は問題ないのですが、他者と機材が課題です。
自宅では家族の協力は得やすいのですが、母だけはなかなか理解が乏しく、ずかずかと入ってきてしまいます。母は米寿ですからやむを得ません。職場も自席が多いので張り紙していても気が付かれないことがあります。
最初イヤホンマイクにしていたのですが、大変疲れました。オンラインがこんなに疲れるとは知りませんでした。ヘッドフォンにするとだいぶん楽ですね。スピーカーはもっと楽ですが、それでも疲れます。移動がない分は楽なのですが会議や研修に集中すると、そのあとどっと疲れます。 専門学校生の息子や中学生の娘もオンラインが増えましたが彼らは「疲れる」とは言いませんね?
「若いから?」「新人類だから?」

オンライン講師は5割減

オンラインの講師も体験させていただきました。主催者側でもあったのですが、これは極めて大変でした。専門学校講師でオンライン講師に慣れている人も「お初」の人も全員自己評価が低いのです。汗びっしょりとなった方もいらっしゃいました。
オンラインで講師をすると自己評価がひどい時には5割くらい減るようです。他の講師はスタッフからの評価は悪くないのにです。
私も同様でした。誰も信じませんが私は講演開始直後に良く手が震えます。緊張するのです。ですから、当たり障りのない話をゆっくり話しだします。そして周囲をよく見まわします。なるべく目が合う人を中心に話を進めていくと徐々に、またはすっと緊張がほぐれるのです。
オンラインはこれができません。気がつけば持ち時間の半分が過ぎたところで内容の8割くらいを話していました。思い直してペースをやや抑えて最後まで続け、最後にもう一度おさらいする形で何とか任を果たすことができました。みなと同じく精神状態はボロボロでした。

これからのオンライン

オンラインの会議や研修を開催する側にもさまざまな方法やテクニックがあります。聞く方も同様です。会議や研修中にパソコンのキーをたたく人がおられ、私には理解不能でしたが、最近オンラインでは必ずwordでメモを取るようになりました。
学会関係は対面とオンラインを同時に行う「ハイブリット」も増えたようです。
やはり、元には戻らないようです。