こんにちは!桜が満開になりましたね。
コロナウイルス感染症も落ち着き、久しぶりにお花見を楽しまれた方もいるのではないでしょうか?
私も、秋月へ夜桜を見に行ってきましたよ。
浮かれて写真を撮りましたが、カメラのピントは完全におやつのお餅へ…。やっぱり、花より団子ですね。(笑)

さて、今回は食事が進みにくい高齢者への食支援についてお伝えします。

身近な方の食事が進まないと、このまま食が細くなり、からだが弱ってしまうのではないか、と心配になりますよね。ついつい「もう食べないの?」「頑張ってあともう一口、食べましょう」などと声かけしたくなるのではないでしょうか。
ところが良かれと思ってした声かけが、かえってプレッシャーに感じることがあるようです。
高齢者になるべく負担なく、食べていただくにはどうしたらいいでしょうか?
ご家庭でできそうな対策をいくつかご紹介いたします。

〇少量を盛り付ける
食欲がない時にたくさんの料理が目の前に並ぶと、食事に義務感が出てプレッシャーになりやすいようです。少なめに盛り付け、食べきれるよう品数を少なくします。もっと食べられそうであればおかわりで提供してみても◎(O.K)です。「しっかり食べることができた!」という自信につながります。
これは私の体験ですが、ある食事が進まない方に「私、味付けに自信がなくて。少し味見して、アドバイスいただけませんか?」と小さなお皿に取り分けてお渡ししてみると、「じゃあ一口だけ、」と言いながらいつの間にかパクパク食べてくれたこともありました。

〇手でつまめるメニュー
お箸やスプーンを使うのがおっくうに感じている可能性があります。一口で食べられるサイズのおにぎりや、卵焼き等を用意してみると、進みやすいかもしれません。つまみやすいお菓子につい手が伸びる、、、あの感覚です。(笑)

〇環境を変えてみる
食事をする環境を変えて気持ちを切り替えてみましょう。例えば、友人を招いてお食事会を開くなど、楽しい雰囲気を演出してみると、気分が変わって「食べたい!」と思ってくれるかもしれません。冒頭の私の話ではないですが、お花見をしながらお弁当を広げるのも、楽しい気持ちになって食べてくれるかもしれませんね。

やってみたい!と思える対策はありましたか?
共通するポイントは、提供の仕方を工夫して、食べてみたいと思っていただくということです。ちょっとしたひと手間をすることで、楽しく食事を食べてくれるようになったら、介助する側もうれしいですよね。

せっかく頑張ってご用意したお食事です。栄養の為だけではなく、楽しい時間の一つとして、おいしく食べていただきましょう。