こんにちは!
私が一年の中で一番苦手とする季節、梅雨が到来しました。
洗濯物が乾きにくかったり、片頭痛に悩まされたりと私にとって本当に嫌な季節ですが、この梅雨の雨で水不足の解消がされたり農作物・植物の育成を促すなど、必要な季節です。
しかし梅雨と言えば、食中毒にも注意したい季節ですよね。
先日、からざステーションでも食中毒に関する勉強会を行いました。
今回は、食中毒予防にも関連が深い、正しい手洗いのご紹介を致します。
また、家庭での食中毒予防に関しましては、厚生労働省から出されている文章をご参照いただければ幸いです。(参照:家庭での食中毒予防|厚生労働省

細菌・ウイルス感染から自分を守るためには、手洗いがとても重要です。この手洗いには、適切なタイミング、適切な方法で行う必要があります。

適切な手洗いのポイント

タイミング

細菌やウイルスは、感染症にかかっている人の手のひらや、その人が触ったドアノブ、手すり、机などについていることがあります。こういった場所を触って、自分の手のひらや指に細菌やウイルスが付着し、そのまま自分の目、鼻、口などの粘膜を触ってしまうことで感染してしまう可能性があります。いろんな人と共有しているものを触った後が手洗いを行う「タイミング」です。また、他者へ感染させないことを考えると、共有物を触る前も、手洗いを行う「タイミング」と言えます。
最低限でも、飲食の前後や、お化粧や身だしなみを整えるなど粘膜に近い部分に触れる前後には手洗いを行いましょう。

方法

手のひらだけではなく、手の甲や指の間、爪の先や手首までしっかりと洗うことが大切です。きちんと手洗いを行うと、手にハンドソープを付けてから流水ですすぐまで最低でも15秒程度はかかります。また、アルコールでの消毒方法では死滅しないウイルスも存在するため、可能な限り流水とハンドソープでの洗浄を行いましょう。ハンドソープでしっかりと泡立てながら洗った後は十分に流水で流しきることも重要です。せっかく浮かせた汚れが手に残らないように、15秒ほどかけしっかりと流水ですすぎましょう。

その他気を付けたいこと

爪は適切な短さに切りましょう。

爪の間に汚れがたまりやすく細菌が増えやすい環境となります。

タオルの共有に注意しましょう。

理想は毎回手洗いのたびに取り換えることですが、ご家庭では難しいかと思います。最低限、腹を下していたり食中毒感染が分かって方がいる場合はその方との共有を避けてください。

ちなみに、流水で手をすすぐことで体温が下がり、熱中症予防効果もあるそうです。これから暑くなる季節、食中毒・熱中症のダブル対策でしっかりと手洗いを実施しましょう。