あけましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、年末年始はどのように過ごされたでしょうか?今回は土日も重なり長い連休となりました。日頃遠方で暮らすご親戚やご家族と楽しく過ごし、疲れが出ている方もいるのではないでしょうか。(今回の写真は我が家のお雑煮です!)
そんな時はまず消化吸収に負担のかかりにくいものを食べて、野菜もしっかりと摂って、ビタミン・ミネラルを十分に補給しましょう(まさに七草粥は理にかなっています)。
今回は全粒穀物のお話をしたいと思います。
私は先日、お得な大袋のシリアルを買いました。これまで朝食でよく食べていたグラノーラの代わりに食べています。
箱には「ミューズリー」と書いてあり、フムフム、何だこれは?と思い調べてみますと、
“ミューズリー(スイスドイツ語:Müesli、Birchermüesli、Birchermus、標準ドイツ語:Müsli/ [ˈmyːsli][1][2] ドイツ語ではミュースリ、とスの発音は濁らない。)とは、ロールドオーツ(燕麦の押麦)などの未調理の加工穀物とドライフルーツ、ナッツ、種子類などを混ぜ合わせたシリアル食品の一種である。主に牛乳やヨーグルトなどをかけてふやかして食べる。市販のミュースリには砂糖や蜂蜜で調味されているものもある。好みの配合を自作することもできる。
発祥地であるスイスでは、元来軽い夕食として食べることが多かった。“
参照「ミューズリー」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』
・・・とのこと。
要はオーツ麦やドライフルーツ、ナッツなどを混ぜたシリアルの一種のようです。
グラノーラもオーツ麦やドライフルーツ、ナッツが原料である点が似ていますが、それよりも味がシンプルで素材の味を感じます。グラノーラは焼いて仕上げますが、ミューズリーは過熱しないという違いがあるようです。
慣れるまでは食べにくさを感じていましたが、切り替えて3日も経てばおいしく感じられるようになってきました。
ここでやっと全粒穀物のお話になるのですが、皆様は全粒穀物と聞いてピンときますか?全粒穀物は玄米やオーツ麦、全粒粉の小麦などを指し、精白・製粉処理で外皮や胚芽が取り除かれていないもののことです。実は、穀物に含まれる栄養素のうち、ビタミンやミネラル、食物繊維などのほとんどは外皮や胚芽に含まれています。
外皮、胚芽に含まれる栄養素と主なはたらき
- ビタミンB群
代謝を助ける、精神機能を保つ、赤血球形成など - マグネシウム
歯や骨の形成、代謝を助ける、正常な血液循環の維持など - 銅
代謝を助ける、貧血予防など - 鉄
全身の組織細胞への酸素運搬、貧血予防、疲労回復など - 亜鉛
代謝を助ける、細胞成長促進、免疫反応調整、脳活性化など - 食物繊維
便秘解消、腸内環境改善、食べすぎ防止、血糖値上昇の緩和など
このように、全粒穀物の摂取量を増やすことは健康の維持増進に効果的であることがわかります。
取り入れ方としては、全粒穀物は主食となりやすいものが多いので、いつもの食事にプラスするというよりも主食で食べている白米やパンなどを全粒穀物の製品に切り替えるほうがよいかと思います。
皆さんも、できるところから挑戦してみてはいかがでしょうか?
※全粒穀物はいいこともありますが摂りすぎると消化吸収に負担がかかり、便秘などを引き起こすことがあります。急に主食のすべてを全粒穀物へ切り替えることはお勧めしません。徐々に取り入れ、適量摂取をしましょう。