こんにちは!今回の写真、何かわかりますか?私は初めて見たのですが、竹の花です。60~120年に1度しか咲かないと言われていてとても珍しいもののようです。竹が花を咲かすまで120年も見守るのは大変そうなので、今回見ることができてラッキーでした(^^♪
こちらの竹は、地域の方からいただきました。ありがとうございました!
春にはそんな珍しい竹の花から、毎年咲いてくれる梅や菜の花などが咲き、暖かな気候に心が和みますが、スギ・ヒノキなど花粉の飛散には憂鬱な気持ちにさせられる方もいるのではないでしょうか?
からざステーションスタッフの中にも花粉症の方が数名おり、話を聞くと、花粉が飛ぶ前から早めに薬を飲んだり、外出時は帽子や眼鏡で対策したり、また免疫に効果があると言われているドリンクを毎日飲んでいたり、、、かなりの工夫をして生活しているようです。
さて、皆さんは「高齢者は花粉症を発症しない」と聞いたことはありませんか?最近、職場の看護師Kさんが、「花粉症は免疫細胞が間違って花粉を攻撃して起こるから、年を取ると免疫が下がって花粉症が治るんだよ」と言っているのを聞き、「え~!本当かな?」と思って調べてみました。
率直に言うと、Kさんの言っていたことは間違っているようですが、一昔前は「歳をとると免疫力が低下して、花粉症は発症しにくくなる」と言われていたようです。現在は歳をとると免疫力が低下しているために発症しやすくなる、という真逆のことが言われています。今はどうやら何歳になっても花粉症になる可能性はあるようです。
でも、どうして昔と今で真逆のことが言われていたのでしょうか?
気になったので少し調べてみました。
それは、医学的な診断の仕方が10年以上前と現在で変わったということが大きな要因のようです。10年以上前は、耳鼻咽喉学会やアレルギー学会などにおける共通見解としても、アレルギー反応が若い層に比べて弱いといわれる65歳以上の方に鼻水やくしゃみ等の花粉症と同じ症状が現れた場合に、「花粉症」ではなく「血管運動性鼻炎(寒暖差などに由来する自律神経の異常によって、鼻炎の症状を示す病気。いわゆる寒暖差アレルギー)」という診断がなされるのが一般的でした。現在は、抗原が花粉だと特定できれば、年齢問わずに「花粉症」と診断されます。
年齢を理由に花粉症と診断されなかった65歳以上の層が、今は正しく検査され、きちんと診断されるようになったんですね。
また、これは年齢層を問わずですが、単純に花粉症という疾患の認知度が上がったこともあり、症状が出ている人が花粉症を疑って積極的に診療を受けるケースが増えたことも、昔よりも花粉症患者が増加した要因のひとつかもしれません。
調べると他にも理由がありそうですが、とにかく免疫を下げることで花粉症を治せるかも?!という考えは捨てたほうがよさそうです(笑)。
逆に免疫力をしっかりと高めることが花粉症対策にとても大事と言われています。そのためには、質の良い睡眠を十分にとり、バランスよく食事をして、ストレスを溜めないということが基礎です。
睡眠時間は、シニアの場合はできれば良質な睡眠を8時間はとりましょう。時間的に不規則な生活や、アルコール飲料は免疫機能を低下させるので控えるのがおすすめです。
また、おすすめできる食品としては、乳酸菌をとれるヨーグルト、抗ヒスタミン作用が期待できるDHA・EPAが豊富なサバなどの青身の魚、免疫バランスを整える効果がわかっているビタミンCや食物繊維が豊富な果物類、免疫力を上げる効果が期待できる糖脂質が豊富なレンコンやゴボウ(皮つきで食べるのがおすすめです)、ポリフェノールを含むチョコレート、クエン酸を含む梅干しなどがあります。
免疫は1日頑張っただけでは整いません。規則正しい生活を続けることこそ改善のカギです。
まずはできることからコツコツと、一緒に頑張りましょう!