こんにちは!
暖かくなったと思えば急に寒くなったりと、また1日のうちの寒暖差も激しい日が続いていますが、皆様は風邪などひかれていませんか?
私はつい先日の法人内サークルの山登りで、防寒の備えが足りず山頂で寒い思いをしました。そんな中で頑張って作ったホットサンドの写真を今回はブログの写真に選ばせていただいています。本当に寒かった…。
季節の変わり目は、天気や気温の変化が予測しにくく、体調管理が難しいですよね。

今回は春野菜のお話です。
3月下旬、からざステーションのご利用者様の昼食として提供した《ちゃんぽん》に、春を感じていただこうと菜の花を入れていたのですが、それを見た職員の中に「菜の花を食べたことがない」、「そもそも葉っぱと思っていて食べられると知らなかった」という方がいました。ガーン…
菜の花も、春を代表する旬の野菜の一つです。

冬の寒い季節は体に老廃物が溜まりやすいと言われています。
人間の体は寒くなってくると代謝が下がり、体はエネルギーを蓄えようとします。
また日照時間も短くなるため日中の活動量も落ちやすく、外気温も低いため汗をかかなくなります。
そうすることでエネルギーと共に老廃物も溜め込んでしまうようです。
こうした老廃物が体内に蓄積されていくと、冷えやむくみ、肩こり、肌荒れなど体の不調が起こりやすくなります。
「なんとなくだるい」と感じているのは、もしかしたら老廃物が原因かもしれません。

春野菜は、苦味やえぐ味が強いものが多いイメージがある方もいるかもしれません。
春野菜によく含まれている苦味成分は、身体の新陳代謝を活性化し、冬の間に身体に溜まった老廃物を体外に出す作用があるといわれています。

【春が旬の野菜の一例】
アスパラガス
アスパラギン酸、ルチン、ビタミンC、ビタミンEなどが豊富に含まれています。
栄養が溶け出すことを避けるためにサッと茹でるのがおすすめです。茹ですぎると歯ごたえも物足りなくなるので加減を見ながら調理してみてください。
穂先がつぼんでいて、茎の太さが均一なアスパラがよいと言われています。

菜の花
菜の花はアブラナ科の野菜で独特な香りと柔らかい葉が特徴的な代表的な春野菜です。
アブラナ科の野菜にはイソチオシアネートと呼ばれる硫黄化合物を多く含みます。
このイソチオシアネートはデトックス効果だけではなく、抗酸化作用や抗ガン作用などさまざまな効果があり、積極的に摂りたい成分の一つです。
他にもビタミンCや鉄分、葉酸なども豊富に含みます。こちらも栄養が溶け出すことを避けるためにサッと茹でるのがおすすめです。

たけのこ
たけのこには体に溜まった水分を排出してくれるカリウムが豊富です。
また腸内環境を整える食物繊維はキャベツよりも多く含んでいます。
たけのこにはチロシンという成分も含まれており、自律神経を整え、心を落ち着かせる効果もあります。
体だけでなく、心のデトックスもしてくれるようです。
茹でたたけのこを切ると、中に白いつぶつぶがついていることがありませんか?それがチロシンです。見た目が悪いのできれいに取り除きたくなるかもしれませんが、神経質になってすべてを洗い流さないほうが、栄養をしっかり摂取できそうです。

他にも、フキノトウや春キャベツ、新じゃが、新玉ねぎ、ソラマメ、野菜以外ではアサリや初ガツオなど、春が旬の食材はたくさんあります。ぜひ日々の食卓に取り入れて、すっきりした体を取り戻しましょう。