精神科病院の入院形態は一般の病院と異なり、「任意入院」「医療保護入院」「措置入院」「緊急措置入院」などの種類があります。

一般的にご本人の同意による入院が基本となりますが、患者さんの状態によってはそれ以外の入院形態を選択する場合があります。

いずれもご本人の人権や安全に充分配慮して最も適切なかたちでの入院が行われなければならないことは、法が厳密に定めるところです。

このたび、油山病院では新たに「応急入院」に対応できることになりました。

応急入院とは、精神保健指定医が緊急入院が必要と認め、患者さんが入院の必要性を理解することができず、保護者・扶養義務者に連絡がつかない場合でも、72時間を限度として行われる入院です。

私どもは、他の入院形態同様、法令をしっかり遵守し適切な運用を行うことで、地域の精神科医療に一層貢献してまいりたいと思います。

ライトアップされた油山病院の中庭