12月1日、当院多目的ホールを会場として第3回 油山病院 地域医療連携の会を開催しました。
本会は、特に認知症などの高齢者の精神疾患対応について精神科病院と一般病院・診療所・居宅介護支援事業所の連携をスムーズに行うことを目的として発足し、さまざまな角度から講演やパネルディスカッションなどを行っています。
今回は福岡市内およびその近郊で認知症高齢者への訪問診療をなさっている「たろうクリニック」院長で精神科医の内田直樹先生をお招きし、「認知症訪問診療における地域連携」をテーマにお話しいただきました。今回は、在宅医療とは何か、「直す治療」から「治し、支える医療」への転換、在宅医療特に認知症診療における精神科医の役割について豊富なデータをもとにお話しいただきました。また、「見える事例検討会」として注目を集めているマインドマップを用いた他職種による事例検討や、先般当ホームページでお知らせした「ユマニチュード」についてもご紹介いただきました。
今や日本全国でも著名になられた内田先生のご講演に会場の参加者は聞きいっていました。なお、当法人の老健施設からざステーションからも「他職種チームで在宅生活を支える」ことが発表されました。
写真は地域医療連携の会の様子、講演中の内田直樹先生です。