3月6日、福岡市中央区のふくふくプラザにおいて障害者就業・生活支援センター野の花主催による平成29年度業務連絡会議が開催されました。

この催しは、福岡市・糸島市における障害者の職業生活の自立を図るために、行政機関、福祉サービス、医療機関など地域のネットワーク確立障害者雇用の促進を目的としています。今回は企業・団体の障害者雇用の担当者等約60名が参加されました。

その会議のなかで、当院リハビリテーション部主任の奥田一平(心理士)が「精神障がい者の就労支援について~病院の取り組みから~」というテーマで講演させていただきました。

ご承知の通り平成30年4月より精神障害者の雇用の義務化および企業の障害者雇用率の引き上げが予定されてますが、身体障や知的障害の方と比較して 職場定着率の低いといわれる精神障害の方たちに対して、どのようなアプローチやフォローを行なっていけたら良いか、悩んでいらっしゃる企業関係者も多いと思います。

それらのことを踏まえ、奥田心理士は医療機関としての当院が行なっている就労支援、医療機関の支援の特徴、可能な支援の範囲、行政機関やその他の機関との連携モデルなど、図表を活用してわかりやすくお話しできたように思います。

「職業訓練して就職」が帰結ではなく、「就職してからも継続的な支援」が行えることが望ましく、そのために医療機関も一助を担い関係機関との連携を強化してまいりたいと考えています。

写真は講演の様子と終了後参加者と名刺交換する奥田主任です。

精神障がい者の就労支援、講演の様子

講演終了後参加者と名刺交換する奥田主任