当院の精神保健福祉士で地域医療連携部長の内野秀雄が、一般社団法人 福岡県精神保健福祉協会と一般社団法人 福岡県精神科病院協会主催の筑後ブロック合同研修会にて、医療法人光陽会 伊都の丘病院 精神保健福祉士であり福岡市障がい者等地域生活支援協議会委員の富岡賢吾さんと共に講師を努めました。
「精神障がい者が地域で暮らすためのシームレスな支援づくり~福岡市精神障害に対応した地域包括ケアシステム検討部会の実践報告~」として、富岡さんより精神障がい者にも対応した地域包括ケアシステムの概要と、福岡市の取り組み、内野部長からは油山病院での具体的な取り組みについてお話をさせていただき、グループワークにも参加しました。
「にも包括」に関しては、具体的に何をすればいいという正解があるようなものではなく、地域の現状を考えて取り組んでいくことが求められています。グループワークでは、都市部の福岡市との違いの話も話題にあがりました。しかし、もちろん共通の問題や課題もあります。にも包括の取り組みには、様々な機関・立場の人が関わりをもち協議する場所や、今回のような情報交換の場所で、発信し、共有し合うことが重要です。場所を提供してくださった久留米大学病院、主催の一般社団法人 福岡県精神保健福祉協会と一般社団法人 福岡県精神科病院協会のみなさまありがとうございました。
これからも関係者の皆様と共に、患者さんがともに地域の一員として安心して生活していけるよう、少しでもお役に立てるよう関わっていけたら幸いです。