5月25日（土）当院にて「令和６年度　福岡県精神科病院協会OT・PT会 総会・第１回全体研修会」が開催されました。
福岡県下の３０施設より７２名の方が来院。油山病院からもリハビリテーション部の作業療法士、ソーシャルワーカー、看護師が参加しました。
研修会では福岡県障がい者スポーツ協会 主任指導員の染谷佳世先生による、ボッチャについての実演を交えてレクチャーいただきました。ボッチャという競技は、ヨーロッパで重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されました。年齢、性別、障がいのあるなしにかかわらず、すべての人が一緒に競い合え、パラリンピックの正式種目でもあります。障がいによりボールを投げることができなくても、ランプ（勾配具）を使い、自分の意思をランプオペレーターに伝えることができれば参加できます。油山病院では、ボッチャを活動に取り入れていますが、未経験の方も多く、今回の研修会での実演となりました。研修会は初めての開催でしたが、笑顔が多くみられ、レクリエーションの意味を改めて感じるものでした。参加されたみなさんと情報交換や交流を行うことができ、実りある会となりました。