9月26日、区役所第2別館(旧早良保健所)で、こころの健康づくり講演会「ストレスについて」(講師:当院 臨床心理士 前泊麻理奈)が行われ、区民や市民の方が参加されました。
講演では、ストレスとは何か、ストレスの要因、ストレスに対処するという3つのことをお話しました。一般的にはストレスがこころや身体、日常の行動などに悪影響を及ぼすことがあると思われていますが、やる気を出したり、自分を高めるきっかけになるような適度な「良いストレス」もあり、ストレスを避けるだけでなく、味方につけることも大切です。そのためには、自分自身の考え方のクセに気づき、ストレスとの付き合い方を考える必要があります。ご用意したプリントの質問に答えて自分の考え方のクセを知る課題や、参加された方のストレス解消法などをお聞きするなど、講演会ではありますが会話を交えたものになりました。
ストレスは決してゼロにはできませんが毎日20分だけでも、自分をいたわる時間を持ちましょう。当院は、地域の方々のこころの健康維持・向上を目指し、またこころを病む方やそのご家族の支援者としてこれからも努めたいと思います。