11月29日、野芥公民館「医療カフェ」にて当施設の稲津施設長が「あなたが望む人生の終わり方 ~どこで、だれと、どのように~」というテーマで講演をいたしました。
講演では終末期において私たち一人ひとりがどのようなケアを受けたいかを事前に考えたり、自己決定できないときに誰に決めてほしいかを決めたり、結論が出ないまでも家族を含む周囲の方々と話し合い共有すること、そのことが医療側に届くことの必要性をお伝えしました。これらは、厚労省の「人生の最終段階における医療の決定プロセスガイドライン」などの指針を通して、繰り返し医療側から発信してきましたが、なかなか一般の方々に届きづらい内容です。今回豊富な資料を準備して、丁寧に解説を行いました。
このように将来の変化に備え、将来の医療及びケアについて、 本人を主体に、そのご家族や近しい人、医療・ ケアチームが、繰り返し話し合いを行い、本人による意思決定を支援する取り組みをアドバンス・ケア・プランニング(ACP)人生会議といいます。
当日は20数名の参加があり、講演終了後にはご参加の方々がご自身の体験談や率直な質問・感想を積極的にお話しされ、少し重いテーマでしたが、とても良い雰囲気で終わることができました。