国民の祝日の一つである「春分の日」。今年の春分の日は3月20日でしたね。一般的には「昼と夜の長さが同じになる日」と言われ、春の訪れを実感する日。太陽が春分点を通過する瞬間が「春分」と定義され、春分を含む日のことを「春分日」とし、「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」とされています。
そして春と言えば、おいしい野菜の季節!今回は「春野菜」について紹介します。
「新〇〇」「春○○」と呼ばれる野菜たち!
一年中出回っている野菜にも、この時期にしか味わうことのできない新じゃがや新玉ねぎ、春キャベツなど、“新”や“春”といった冠をつけて呼ばれるものもあります。通年出回るものと比べると柔らかく、甘みもあり、みずみずしいのが特徴で生食にも適しています。
- 新じゃがいも
皮が薄く、みずみずしい食感と甘みが特徴、皮ごと調理可能です。マグネシウム、カリウム、ビタミンCなど、抗酸化作用や免疫力アップが期待できる栄養素が豊富に含まれています。普段食べるじゃがいもよりもビタミンCが豊富です。 - 新玉ねぎ
柔らかくて水分が多く、辛味も少ないので生のままでも食べやすいことが特徴です。ビタミンB1、B2、C、カリウムなどが豊富に含まれています。辛味のもとになる成分、アリシンで疲労回復や殺菌効果に加え、血液をサラサラにする効果があります。 - 春キャベツ
巻きが緩めで葉が柔らかく、みずみずしさが感じられることが特徴です。ビタミンCや食物繊維が豊富に含まれており、胃壁の粘膜を丈夫にして消化を助けます。春キャベツは他のキャベツに比べてカロテンが3倍、ビタミンCが1.3倍も含まれている栄養価の高い食材です。 - たけのこ
食物繊維やカリウムが多く含まれており、腸内環境の改善や高血圧などの予防に効果があります。 - アスパラガス
新陳代謝を促し、免疫力アップや疲労回復効果のあるアスパラギン酸を多く含んでおり、β―カロテン、ビタミンB1、B2、C、Aなども豊富に含まれています。 - さやえんどう
さやえんどうにはさまざまな種類がありますがカロテンを豊富に含み、他にもビタミンCやB1、B2、必須アミノ酸のリジンも含んでおり、エネルギー代謝や疲労回復に効果的です。
他にも春野菜はたくさん!季節ごとの旬の食材をいただくと、たとえ自然に触れる時間がなかったとしても季節を感じることができます。また、旬の食材は新鮮なうえに栄養成分が豊富です。そのため、旬の食材をいただくことは健康づくりをしながらおいしさを楽しむことであり、一石二鳥なのです。