製薬会社主催で10月16日より来年5月24日まで5回にわたりオンラインセミナー5回シリーズの「精神科デイケア特集」が始まりました。これは久留米大学病院の精神医学講座准教授の内野俊郎先生を座長として福岡大学病院、山本病院、西海病院、田川療養所、寺町クリニツクの先生方が現在の自施設でのデイケアの現状や未来についてお話しいただくことで、視聴する受講者が自施設のデイケアの課題や問題点を振り返ることができる貴重な機会です。初回は福岡大学医学部精神医学教室助教の永野健太先生から歴史ある精神科デイケアでもある福大の現状が紹介されました。現在の福大デイケアは若年層が多くスポーツ中心の活動性の高いプログラムが多く、「居場所型」と「通過型」のいずれの要素も含んでいるとのこと。大学病院のデイケアとして研究や医師の教育の場としての意義についても言及され、改めてデイケアの意義や効果について考える良い学習の場となりました。今回は3密を避ける意味で会場ごとに20名弱の参加となりましたが、これからの講座も楽しみです。
(写真は、当院デイケアのスポーツプログラムのイメージです)
勉強会の報告