2023年4月の法人学習会は「企業コンプライアンスについて」。法人教育委員会の川上教務部長よりDVDを視聴しながら説明していただきました。
まず初めに「コンプライアンスとは何か?」。コンプライアンスとは「法令遵守」を意味する言葉ですが、現在では単に「法令を守れば良い」というわけではなく、倫理観、公序良俗などの社会的な規範に従い公正・公平に業務を行うことを意味しています。
コンプライアンス違反の影響が、当事者だけでなく家族や会社にも重大な被害を及ぼすこと。多くのコンプライアンス違反が気付けず進行し、手遅れになりやすいことも学びました。 インターネットやSNSが普及し、個人がメディアとなる社会では、情報の拡散もあっという間です。社会全体がコンプライアンス違反に敏感で、逃れ難い時代背景となってもいます。 一人ひとりの倫理観を改めていき、気を引き締めていきたいと思います。
今回の研修会で一番印象に残ったことは、コンプライアンス遵守に向けた取り組みや体制作りについての重要性です。企業がコンプライアンスを強化するために、まずは正しい知識を身につけ従業員全体の意識を高めていくこと、そしてコンプライアンス遵守のための規則やマニュアル作成はもちろんのこと、風通しの良い職場環境、従業員同士のコミュニケーション作り、内部監査システムの確立や再発防止対策のマネジメント等、社内全体で共有していくことの大切さを学びました。コンプライアンス違反で、患者さんやそのご家族そして関係機関の信頼を損なわないように、従業員一人ひとり考える習慣を持ち、正しい意味を十分に理解し、コンプライアンス違反によるトラブルを未然に防いでいくことの重要性を強く感じる研修会となりました。
このような研修会は、定期的な開催が重要だと認識しています。法人教育委員会でのプログラムに反映させて頂きたいと思います。