リカバリーを支援する多職種チームに本人や家族の「経験知」を活かしていこうという考え方が世界の潮流として拡がってきています。7月の地域医療連携部の勉強会は、今年5月の日本精神神経学会主催フォーラムで話題提供者として登壇された方に、当院でも同テーマで講演を行っていただきました。
発病から2度の再発、現在勤務されている福祉サービス事業所にたどり着くまで。精神病患者の当事者であり、福祉サービス事業所でケアスタッフとして勤務されている中でのご自身のご経験や想い。当事者としてのお気持ちがあるからこそ、利用者の方のことを自分と重ね決めつけるのではなく、人それぞれの個性をみて知ることを心掛けているという言葉には深い感銘をうけました。
日本精神神経学会主催フォーラムに出席してお話を伺った職員が、ぜひほかの職員にも聞かせたいということで今回特別に講演をお願いしました。快く引き受けていただき、たくさんの職員が貴重な「経験知」聞くことができました。
勉強会の報告