10月31日、市内の精神科病院が連携して運営する「多職種で考える精神科臨床の会(特別講演)」が開催されました。今回は福岡大学医学部精神医学教室の講師および福岡大学病院精神神経科 医局長でいらっしゃる飯田仁志先生から「高齢者のうつ病を考える~こころのケアの実践~」について、ご講演いただきました。
「高齢者のうつ病治療ガイドライン」「治療法を一緒に選ぶための手引き」のことや、高齢者のうつ病に関する精神療法と薬物療法についてを論文を交えてお話いただきました。人生は喪失体験の繰り返しであり、特に高齢になると身体や事故精神、社会的役割など多くの喪失に直面せざるを得なくなります。そのような背景を十分理解した治療や関わりが必要だと感じました。油山病院の職員だけでなく法人の介護老人保健施設からざステーションの職員も参加させていただき理解を深めることができました。
これからもこのような学習機会をもち、患者さんに最適な安心・安全な医療をお届けできるよう努めてまいります。
勉強会の報告