採用情報
働く仲間たちへのインタビュー
現在働いている看護師やその他専門職へ実際の仕事内容・就職後の感想・苦労していること・良かったこと・教育・職場環境を聞いてみました。
看護師
INTERVIEW
新卒ナース精神科志望編1
患者さんに寄り添える看護師に
看護師
入職:2023年 年齢:20代前半
血液型:B型 星座:やぎ座
趣味:ゲーム。マイクラやリズムゲームなどが好きです。リフレッシュは友達と会って食事をしたりおしゃべりすること。人に合うとやっぱり元気になるし癒されますね。
- 当院に応募した理由は?
- 高校から5年間の勉強で看護師資格が取れる学校に進学しました。コロナ禍のタイミングで制限があり、精神科は実習にはいけなかったのですが興味はありました。学校の先生にそのことを相談すると「雰囲気もよくて働きやすいよ」と油山病院のことを勧めてくださいました。私はいけませんでしたが、油山病院は学校の実習先ですし、先生も病院のことをよくご存じなので、そんな先生が勧めてくださっているというのが一番の理由です。
- 就職してみてどうですか?
- コロナ禍で実習にほぼいけなかったですし、病院では初めてのことや覚えることもたくさんあって今必死です(苦笑)緊張することもありますが、先輩やプリセプターの方が優しく教えてくださるので心強いです。
- 現在どのような仕事をしていますか?
- 精神科急性期治療病棟に配属されています。病棟の雰囲気は穏やかです。まだ新人なので、できることは少ないですし、基本は先輩についています。患者さんともコミュニケーションをとりながら、少しずつ業務を覚えていきたいと思っています。
- 精神科の特殊性は感じられましたか?
- コミュニケーションが大事だなってすごく実感しています。病気がある部分が目に見えるわけでもないし、病気を取り除くというものでもないので、その人の性格を理解したり、日々の状態をコミュニケーションなどで把握しておくことが大切だと思います。薬もすぐに効くわけではなく、調節していくものだと思うので。
患者さんと接する機会が少ないまま就職したので緊張しますが、もともと聞き役になることが多いですし、患者さんのお話を聞くのは好きです。 - なぜ看護師に?
- 小さいころ、病院に行くことが多かったのですが、本当に病院が怖くて嫌でした。行かなくてはならなくなると、痛いのに「もう治った!痛くない」と抵抗してみたりして(笑)。いけるようになったのは優しくしてくださった看護師さんの存在が大きかったからです。看護師さんのおかげで病院が怖くなくなり「看護師さんってすごいなぁ」と思いました。そこが原点ですね。
- この仕事でやりがいを感じること
- まだ新人なので難しい質問ですが、患者さんが今の状態を話して下さったり、言いにくいことを伝えてくださったとき、よかったなぁと思います。
- 上司や先輩はどんな人
- プリセプターの方や先輩はとっても優しくて本当に頭が上がらないです!採血の練習も「腕を使っていいよ~。」と腕を貸してくださった後に「失敗しても大丈夫だよ。」とケアまでしてくださって。職員同士だけではなく、患者さんに対しても包み込んでくれるような優しい空気があります。
- 入職者へメッセージ
- 新人だから言える立場じゃないですけれど(笑)。別の地域に就職した同級生から厳しい話を聞くこともあるので、ここはとても働きやすいんだと思います。
- これからの夢と希望
- 患者さんに寄り添えるような看護師になれたらいいなと思います。精神科ってコミュニケーションがとっても大事で「患者さんに寄り添える看護師」という理想に近づくために必要なことが詰まっているところだと思います。理想の看護師になれるように油山病院で頑張りたいです。
(2023.5月インタビュー)
新卒ナース精神科志望編2
私が勉強したいのは、精神科。
看護師
入職:2021年 年齢:20代前半
血液型:O型 星座:さそり座
趣味:映画鑑賞。最近では「最強の2人」がお薦めです。料理も好きです。
感謝という言葉を大切にしています。家族も含めて、これまで私に関わってくれた方々への感謝を忘れずにいたいです。
- 当院に応募した理由は?
- 私は高校から5年間の勉強で看護師資格が取れるコースに進学しました。その学校の実習先のひとつが油山病院です。残念ながら私はコロナ禍のタイミングでこちらでの実習はできなかったのですが、ちょうど私の前の班まではこちらで実習を受け、「油山病院は看護師さんが優しい」「病院の雰囲気もいいよ」という話を聞きました。もともと精神科志望でしたので、油山病院で働いてみたいと思いました。
- 就職してみてどうですか?
- わからないことや知らないことを、すぐに先輩が教えてくださるのでありがたいです。
- 現在どのような仕事をしていますか?
- 慢性期疾患をお持ちの患者さんの病棟で、お薬の準備や管理、食事の見守りをしています。最近は受け持ち患者さんができて、徐々に患者さんが困っていることや悩んでいることを相談してくださるようになって、そんなふうに信頼していただくと本当に嬉しい気持ちになります。(現在は精神科急性期治療病棟に配属)
- なぜ看護師になったのか
- 幼い頃からよく病院に通院していたので、看護師の方の働く姿を見て「人にためになる仕事をしたい」と思ってきました。高校では看護師の資格がとれるコースを選びました。授業を受け、精神科に一番興味を感じるようになりました。
- 仕事を始めて苦労していること
- まだまだ数カ月(2021.6月現在)なので、患者さんとのコミュニケーションする力が足りません。患者さんが何を訴え、何をお話されたいのか、力不足で分からないことも多いです。私が対応できないときに、先輩がアドバイスしてくださったり適切に対応されたりするのを見てすごいなあと思っています。
- この仕事でやりがいを感じること
- 入職したばかりの私にも、患者さんが薬や疾患について相談してくださって納得されたときには大変嬉しいです。
- プリセプター制度や教育や指導の仕方
- プリセプターの方には、いつも気にかけてくださって、先に声をかけてくださいます。どんなことでも遠慮せず相談しやすいです。
- 上司や先輩はどんな人
- 先輩は優しいです。仕事もすごく教えてくださいます。明るく、面白い方が多いです。
- 入職者へのメッセージ
- 新卒看護師は、まず一般科を経験してから精神科に行ったほうがいいとよく言われて悩む人もいますけど、やはり自分が何を勉強したいか、何をやりたいか、だと思います。私の場合、勉強したいのは精神科でしたので、迷わず精神科病院を選びました。今は自分のやりたいことを選んで良かったと思っています。
(2021.7月インタビュー)
男性看護師、精神科志望編
精神科勤務の専門学校OBに憧れて
看護師
入職:2020年 年齢:20代前半
血液型:B型 星座:おひつじ
趣味: 多いときは年間約100本の映画鑑賞。音楽もジャンルを問わず好きで、学生時代はバンドでボーカルやってました。ランニングも趣味。
他人に優しく、自分にも優しく。自分に優しくないと他人に優しくなれないと思うから。看護師として余裕をもち、相手の立場になって考えるようにしたいです。
- 当院に応募した理由は?
- 精神科の実習の際に「精神科っておもしろいな」と興味深く感じていました。その後、油山病院勤務の専門学校OBがたまたま学校に来られた時にお話を聞いて、いきいきとした姿が印象深く、精神科についても一層興味を覚えました。本当にタイミングよく油山病院のことを知ることができたと思います。現在、尊敬する先輩と同じ部署で働くことができ嬉しいです。今も憧れています。
- 就職してみてどうですか?
- 先輩のお話の通りでした。看護師としてのやりがいも感じるし、職場環境もいいです。働くことが全く苦になりません(笑)。
- 現在どのような仕事をしていますか?
- 入職して最初は精神科急性期治療病棟に配属でしたが、今は精神科救急病棟です。修正型電気けいれん療法(mECT)(注:現在mECTは休止中)の施術後のサポートなどを担当していて、術後の患者さんの身体的な看護と精神看護の両面で援助しています。しっかり観察して、必要な援助を
- なぜ看護師になったのか
- 幼い時に近しい親類を亡くした思い出があります。小学生だった私はあまり見舞いにも行きたがらず、今となっては申し訳なかったと思います。そんな思いもあったのでしょうか。高校時代に進路に迷っていた時に、男友達の一人が「看護師をめざす」とキッパリ言い切った時にかっこいいなと思い、私も看護師という道を選択しました。
- 仕事を始めて苦労していること
- 患者さんのさまざまの幻聴や幻覚に対して、適切に対応するのはなかなか難しいです。先輩の皆さんの対応の仕方を拝見して、すごいなあと思います。
- この仕事でやりがいを感じること
- 入院時には大変だった患者さんも、やがて退院の日がやってきます。回復されて退院されるときは、やはり嬉しいですね。以前、退院した患者さんから、私宛にお礼の電話があったと聞きました。ちょうど私が不在の日でしたが、そのことは本当に嬉しく思いました。
- 仕事を続けている理由
- 職場の環境の良さだと思います。先輩を含め周囲の皆さんがとてもやさしいです。病棟の異動もありましたが、どちらの病棟も良い雰囲気です。友人たちのなかにはいろいろな職場で人間関係に悩んでいる人も結構いますが、私自身は全くありません。
- 部署の教育や指導の仕方は
- 救急ですから、さまざま症例に遭遇しますが、その都度先輩が指導してくださいます。
- 上司や先輩はどんな人、職場の雰囲気
- すごくフレンドリーで、相談しやすい雰囲気です。それだけでなく、職場としてのメリハリもしっかりしています。
- これからの夢と希望
- 患者さんからも、働く同僚からも「あなたがいて、良かった」と言われる看護師になりたいです。頑張ります !
(2021.7月インタビュー)
新卒ナース5年目編
みんなで育ててくれる風土。
残業が少なくプライベートも充実
看護師
入職:2017年 年齢:20代前半
血液型:A型 星座:うお座
趣味:美味しいものを食べること、特にハンバーグが好き
かかわる人みんなに感謝の気持ちを忘れないことを大切にしています。
- 当院に応募した理由は?
- 精神科医療に興味がありました。油山病院のことは大学の看護科の時に知りました。こちらの併設の訪問看護ステーションあいりすで2週間の実習を体験しましたが、正直なところ、自分が住んでいる身近な地域に精神疾患の方が暮らしていらっしゃることに驚きました。実習でお住まいを訪問するなかで、地域で暮らしていらっしゃる患者さんが思っていた以上に健康的に過ごされていることを知って、同じ地域に住む人間として、この方々を支えていきたいと思うようになりました。
- 現在どのような仕事をしていますか?
- 最初は慢性期の患者さんが多い病棟に配属されましたが、その病棟が急性期病棟に機能変更しました。その後、この4月から精神科救急病棟に勤務しています。急性期と救急の病棟では忙しさという点はあまり変わらないように思います。どちらも3カ月以内の退院をめざしていますので、入院された時点で3カ月後を見据えた看護を提供しなければなりません。あっという間の3カ月ですが、慢性期の患者さんより病態の変化がはっきりしているのでメリハリのある看護ができます。
- 就職してみてどうですか?
- 患者さんの心に寄り添う看護とは何か考えながら、どういう看護をしたら良いのか、まだまだわからないです。
- なぜ看護師になったのか
- 私が行った大学の看護科は養護教諭の資格も取得できるので、最初は養護教諭を目指していたのですが、そちらの就職が駄目でしたので、以前からメンタルなことにも興味があり精神科の看護師になろうと転向しました。
- 仕事を始めて苦労していること
- 苦労と感じていることは、あまりありません。
- この仕事・職場で良かったと思うこと
- 患者さんが「(あなたが)話を聴いてくれたので、不安が減りました」と言ってくださった時、本当に嬉しかったです。
- 仕事を続けている理由
- 先輩たちがいい人です。病棟の雰囲気がとても良いと思います。役職者の方にも話しかけやすいです。それと、残業があまりありません。だから、プライベートを充実させることができます。
- 部署の教育や指導の仕方は
- プリセプターだけではなく、後輩を育てていくために病棟の看護スタッフが共有するノートがあり、「みんなで育てていく」という風土があります。私も3年目にプリセプターをさせていただきましたが、後輩が聞きやすい環境づくりや先輩・後輩の間でいろいろな調整をしたりしました。プリセプターである自分がいないときには「新人の〇〇さんにはこういうことを教えておいてください。」など申し送りを行ったりしました。
- 上司や先輩はどんな人
- きさくな方が多くて働きやすいです。
- これからの夢と希望
- 一人ひとりの患者さんに向き合い、その人の心に寄り添った看護ができる人になりたいと思います。
(2021.7月インタビュー)
福岡市の精神科を志望編
一般科を経験して精神科に挑戦
看護師
入職:2021年 年齢:20代前半
血液型:A型 星座:やぎ座
趣味: 映画鑑賞。好きな映画は「英国王のスピーチ」。吃音に悩んだ国王と治療した言語療法士の話です
初心を忘れない。仕事もプライベートな場面でも初めて会った頃の気遣いを大切に持ち続けたいです。
- 当院に応募した理由は?
- 学生時代から精神科に興味があったのですが、最初は一般科を経験し、その後に精神科に挑戦したいと思っていました。一般科を3年ほど経験したので、救急から慢性期が経験できる精神科病院を、(もともと九州出身なので)できれば福岡市内で就職したいと思い、転職サイトなどで探していました。そうして、油山病院を知りました。私の場合は距離的にはかなり遠方からの転職なのですが、採用面接の時期や回数などもご配慮いただいて、不安に思うことなくスムーズに転職できました。
- 就職してみてどうですか?
- 先輩の皆さんが丁寧に接してくださるし、メインにサポートしていただく(その日の)担当の先輩はもちろん、それ以外の方も丁寧に指導してくださいます。
- 現在どのような仕事をしていますか?
- 精神科救急病棟で、修正型電気けいれん療法(mECT)(注:現在mECTは休止中)の医師のサポート業務などを担当しています。以前勤めていた一般科病院と同じくらいの忙しさですね。
- なぜ看護師になったのか
- 母が看護師です。父と弟がぜんそくを患っていたので、よく母が看ていました。家族に何かあった時に身近で看てくれる人がいるのはいいなあと思います。
- 仕事を始めて苦労していること
- 急性期の患者さんはやはり症状に波があるので、良くなられたなと思っていたら、急に病状が再燃したりされます。何が原因なのか、考えるのが難しいです。まだ精神科の看護師として考える力が足りないので、それが課題です。
- この仕事でやりがいを感じること
- もともと精神科に興味がありましたので、患者さんと接したり、精神科の勉強ができたりすることが率直に嬉しいです。
- プリセプター制度や教育や指導の仕方
- プリセプターの方は、「困っていることはないですか」と、よく声をかけてくださって、「夜は眠れている?」と、メンタルなこともお気遣いをいただきます。
- 上司や先輩はどんな人
- 相談しやすい雰囲気で、聞いたら、なんでも答えていただけます。
- 入職者へのメッセージ
- 精神科に行くことに迷う看護師も多いけど、(油山病院は)精神科に興味がある人や志望する人がためらわずに挑戦できる環境がすでに整っています。安心して、精神科に挑戦してほしいです。
- これからの夢と希望
- 患者さんが地域社会に戻っていけることは、なかなか難しい面もありますが、それを支援する看護師になりたいと思います。
(2021.7月インタビュー)
他県から転職編
ずっと働き続けたい
看護師
入職:2023年 年齢:50代前半
血液型:A型 星座:てんびん座
趣味: ダイエットのために始めたのがきっかけでウォーキングが趣味。長らく忙しかったので歩けていませんでしたが、こちらで働き始めて早く帰れているので再開しました。趣味といえるか疑問ですが、献血も70回以上していて、50回超えたくらいから、人生のうちに何回できるかなと挑戦中です(笑)
- 当院に応募した理由は?
- 鹿児島から福岡に家族で引っ越すことが決まり、精神科の病院で勉強がしっかりできるところを探していて、リクルーターの方にお伝えしたところ、油山病院を紹介いただきました。ホームページもしっかりしていて歴史もあるところで、職員の方も多いですし、一度こんなところで働いてみたいなと面接を受けました。
- 現在どのような仕事をしていますか?
- 慢性期疾患をお持ちの患者さんの病棟勤務です。精神状態や日頃の様子を観察して、変化がないかどうか見守ったり、お薬や食事の管理や準備をしています。患者さん同士のコミュニティができているとこもあるので、その中で生活しやすいように助けていければいいのかなと思います。この病棟では長期入院の方が社会復帰を目指し、自宅やグループホームに戻れるよう取り組んでいます。受け持ちの患者さんとの信頼関係をまずはしっかりつくって、そういった取り組みにも参加していけたらと思います。
- 就職してみてどうですか?
- 長らく福祉施設にいました。久しぶりの精神科や病院なので、患者さんと接していると対応に戸惑ってしまうこともあります。どうやって話たら納得してくれるかな、とか、どうコミュニケーションしたらいいかなと伺っているところです。
- なぜ看護師に?
- 福岡の大学を卒業した後、病気になった祖父の通院などを手伝うために鹿児島に帰っていました。その時、病院で看護専門学校の講師もされている看護師の方に出会い、ご縁でその看護専門学校に入り資格を取得しました。
- 仕事を始めて苦労しているところ
- 状態が悪い患者さんに接するときにまだ戸惑いなどもあり、受容はできてもその次のアクションに迷うこともあります。その都度職場の先輩たちに相談しながら対応しています。久しぶりの病院の勤務で、いろんな職種の方と連携していかなければならないですし、そういう時にまだ緊張しますね。少しずつ慣れていきたいと思っています。油山病院は、精神科でもいい意味で進んでいて、ドクターと看護師やソーシャルワーカーなどいろんな職種の方々が連携する場面に最初はびっくりしましたし、感動もありました。
- 上司や先輩はどんな人、職場の雰囲気
- みなさんは楽しそうに仕事されています(笑)。私は久しぶりの病院勤務ですし、わからないことも多いのですが、優しく教えてくださいます。プリセプターの方もマンツーマンでずっとやっているわけではないですが、定期的に確認してくださって教えてくださっているので心配はないです。「帰れそうですか?」とか「書類記入する時間ありますか?」など声をかけていただいています。私は積極的に前にでるタイプではないですが、楽しく仕事させていただいています。
- 仕事を続くけている理由
- 看護師の資格を活かさないでどうするんだという理由です(笑)。安定のための仕事ですね。しっかりした教育の中、働かせていただいていると思います。こちらで長く暮らしていきたいので、がんばっていきたいです。
- これからの夢と希望
- 早く仕事になれて、業務を覚えて、患者さんや同僚の方々に「あの人がいれば安心だな」と思ってもらえるようになりたいです。それまでなんでも頑張ってやるという精神でチャレンジしていきたいです。
(2023.5月インタビュー)
看護補助者
INTERVIEW
ヤングママ頑張る編
今日も一日頑張ったという達成感。
看護補助者
入職:2015年 年齢:20代後半
血液型:A型 星座:しし座
趣味:子どもと一緒にお菓子作り
2人の男の子のママです。子どもは元気でありさえすれば良いですが、「自分がされて嫌なことは他人にしてはいけない」と言っています。「頑張れ」はあまり使わないようにしています。
- 当院に応募した理由は?
- もともとこちらの地域の出身で、実家は病院の近くにあります。実家のご近所の方から油山病院なら託児所があるよと聞きました。ちょうど上の子を預けて働きたいと思っていたタイミングに法人のエンゼル保育園の定員が空いていて、上の子が10カ月の時からお願いして、病院で働くことにしました。勤務時間中でも授乳時間を配慮していただけるのもありがたいです。
- 現在どのような仕事をしていますか?
- 私が配属されている病棟でのお仕事は、お掃除と看護師さんのお手伝い、患者さんの身の回りのお世話・介助などです。
- 就職してみてどうですか?
- 正直なところ最初は精神科への偏見があったかもしれません。だけど、患者さんと接しているうちに、患者さんお一人おひとりも病気も含めて個性をお持ちなのだと思うようになりました。患者さんとおしゃべりするのも楽しいです。
- 仕事を始めて苦労したこと
- 働き始めた当初は、仕事のことより、嫌がる子どもを保育園に行かせるのに精一杯でした。そのうち、子どもも泣くのは泣きますが、すぐに泣きやむようになりました(笑)。
- この仕事で良かったと思うこと・やりがいを感じること
- 仕事が終わって帰るときに、「今日も一日頑張った!」という達成感があります。
- 仕事を続けている理由
- 私自身が親から本当に大切に育ててもらったと感じていますので、自分の子どもに対しても同じように接していきたいのです。ですから、子どものために何かちょっとした物を買ってあげたり貯金したり、お休みの日にお出かけできる程度の経済的余裕は欲しいなと思っていて。それが働く動機ですね。
- 上司や先輩はどんな人
- 同じ病棟の先輩は、私の一番の理解者です。授乳の時期も忙しいのに「行っておいで」と快く言ってくれました。今は後輩もいますが、教えるというより一緒に和気あいあいと楽しく仕事しています。病棟自体の雰囲気も良いと思います。
- これからの夢と希望
- 患者さんに対して、もう少し上手にかかわれるようになりたいと思っています。先輩のように上手に関わるには、業務で患者さんに接する際に納得して協力していただけるように私自身の努力が必要だと思っています。
(2018.7月インタビュー)
転職チャレンジ編
毎日ひとつの嬉しいことを大切に。
看護補助者
入職:2018年 年齢:50代前半
血液型:O型 星座:さそり座
趣味:花を育てて季節を楽しむ、道の駅めぐり
「優しい」という言葉を大切にしています。「優しさ」という言葉は、私にとっても必要な言葉だと思っています。
- 当院に応募した理由は?
- 現在こちらで働いている人から、ずっと誘いを受けていました。以前は電話オペレーターをしていたのですが、もともとヘルパー資格をもっていましたし、子どもや孫の成長が一段落したのを機に改めて人生設計をしようと思い、新たな仕事にチャレンジしました。
- 現在どのような仕事をしていますか?
- 私の場合は配属先が高齢者の方が多い病棟なので、おむつ交換や移動介助・食事介助です。体力的にはきつい時もあります。
- 就職してみてどうですか?
- 楽しいです。普段あまりお話しにならない方が、何気ない私との会話を気にかけてくださっていて、「昨日の孫さんの入学式はどうだった」と声かけていただきました。そんな人生の大先輩とのかかわりが嬉しいです。一日のなかで、たったひとつでもいいから嬉しいこと・共感できることがあれば、本当に幸せに感じます。
- 仕事を始めて苦労したこと
- 最初は早出・遅出、曜日によって業務や役割が違うので覚えるのが大変でしたが、しばらくすると慣れました。
- プリセブター制度、教育体制、部署の教育や指導の仕方
- 先輩からすごく丁寧に教えていただきました。「自分で覚えなさい」ではなく、夜勤に入る前などの忙しい時でもプリセブターとして細やかに指導してくださいました。そのおかげで仕事がわかるようになりました。
- 上司や先輩はどんな人
- 病棟の課長や看護師の皆さん、同僚の皆さんが普段の挨拶のみならず、常に身体の調子など気遣いをしてくださって、本当に私は人に恵まれていると思います。
- これからの夢と希望
- プライベートでは、お休みの日に大好きな草花でリフレッシュしています。お仕事については、「あの人なら、任せておいて大丈夫」と言ってもらえるように頑張って成長したいと思っています。
(2018.7月インタビュー)
薬剤師
INTERVIEW
精神科の認定薬剤師編
医師と患者さんの架け橋として役に立ちたい。
薬剤師
入職:1997年、再就職2014年 年齢:40代後半
血液型:A型 星座:やぎ座
趣味:読書・野球観戦。今は子どもの野球の試合を応援しています。
一生懸命という言葉が好きです。何事も一生懸命取り組んでいると、誰かきっと見てくれていると思います。
- 当院に応募した理由は?
- 1997年に新卒で入職。2014年に再入職です。卒後15年勤務しましたが、油山病院しか知らなかったので、一度は他科の経験もしたいと思い転職しました。しばらく小児科や耳鼻科の薬剤を取り扱う調剤薬局に勤めましたが、医師と直接コミュニケーションがとれ採血データなども確認できるような環境のほうがやはり自分には向いていると思いなおし、また当院に戻らせてもらうことにしました。1年半くらいのブランクで戻ってきたのですが、職場の皆さんに温かく受け入れてもらって嬉しかったです。
- 現在はどのような仕事をしていますか
- 調剤、薬剤管理、患者さんへの服薬指導が主な業務ですが、その他に薬剤の情報集積と関係部署への情報提供も大切な仕事です。また、現在は診療部主任として病棟の看護師からの薬に関する要望などを聞き、互いの業務がスムーズにいくように調整することも増えました。さらに、薬局全体の業務の見直しを行い、業務改善や効率化を図っています。
- なぜ薬剤師を選んだか
- 幼いころ、たぶん小学校くらいだったと思いますが、薬剤師の叔父が白衣を着て薬局にさっと現れる姿がかっこよかったから(笑)、憧れの職業になりました。
- 仕事を始めて苦労したこと、やりがいを感じること
- お薬には当然ながら効用と副作用があります。患者さんがなかなか薬の効果を得られず副作用で悩んでいる姿を見るのがつらかったです。
- この仕事・職場でうれしかったこと
- 服薬後の患者さんが副作用で苦しい思いをしているとき、それを医師に直接伝えることで、患者さんの心身の状態が落ち着いて、患者さん本人が「良かった」と感じてもらえた時は本当にうれしかったです。
- 認定薬剤師の取得について
- 精神科で用いられる治療薬は脳の神経系に作用し精神疾患に効果を示します。一般的に長い期間服用し続けるので、時には身体に望まない影響をきたすことがあります。そのため、薬の剤形の種類や薬理作用など精神科に特化した薬学的な視点が必要となりますが、それらの知識を習得することに薬剤師として仕事の面白さを感じます。
このたび、薬局長の後に続き、精神科薬物療法認定薬剤師を取得しました。これを機に精神科の薬剤師として一層の誇りをもって業務に専念したいと思います。初めて精神科を経験する薬剤師の方であっても、一緒に学び寄り添いながら指導できると思いますので安心してほしいです。 - 上司や先輩はどんな人
- 上司は気さくで優しい女性です。職場の雰囲気は、おだやかで真面目な人が多いです。
- これからの夢と希望
- もっと患者さんと接触することを増やして、医師と患者さんの架け橋となり信頼いただける薬剤師となれるように経験を積みたいと思います。
(2019.11月インタビュー)
精神保健福祉士
INTERVIEW
精神保健福祉士 転職編
ソーシャルワーカーとして認めてもらえていると思います。
精神保健福祉士
入職:2018年 年齢:30代後半
血液型:AB型 星座:みずがめ座 趣味:スポーツ観戦
リフレッシュはこどもとの時間。帰宅しても仕事のことを考えてしまうと気持ちがもたないので、なるべく切り替えて、こどもと一生懸命遊ぶようにしています。大切にしていることは仕事でもプライベートでも「思いやり」。
- 当院に応募した理由は?
- 以前、行政機関に勤めていましたが、もう少し現場に出て支援を直接したいなと思っていた時に、当時の職場で出会った方に「油山病院があるよ」と教えていただいて応募しました。家から病院が遠いので、まずは見学のつもりだったのですが、ご縁があったのかトントンと入職が決まりました。
- 現在どのような仕事をしていますか?
- 主に入院患者さんの退院支援をしています。ご家族の状態に合わせて退院後の生活で利用できるサービスや各種福祉制度の紹介、退院後に施設に入所される場合はその手配や、患者さんと事前に見学にもいきます。
患者さんやご家族と話して希望を聞きながら「こうしたらいいんじゃないか」というのを、先生やスタッフの方、部内の同僚とも話し、協力しながらソーシャルワーカーとして動きます。患者さんが退院後も安心して社会生活や療養ができるよう心掛けています。 - 入職されてどうですか?
- 認めてもらえて、ソーシャルワーカーとしての仕事がさせてもらえてるなと思います。やりがいも非常に感じています。
- なぜ精神保健福祉士に?
- 大学で心理学を勉強していました。精神科病院を見学させていただいたことがあって、その時にこういう仕事もあるんだと興味を持ちました。
- 仕事をしていてうれしかったことは?
- 退院がゴールではなく、退院してから地域で生活していくわけですから、実際暮らしてみないと必ずしも正しかったのかわかりません。いつも正しかったのかな、これでよかったのかと迷いの中で仕事をしている部分はあります。でも退院後の患者さんが少し元気そうにしている姿をデイケアなどで見かけると、よかったなと思います。
- 仕事を始めて苦労しているところ
- 苦労…なんだろう(笑)。こどもが生まれてから家庭と仕事のバランスでしょうか。朝が早くなりましたし。
あと、これは業務の内容とは言えないかもしれないのですが、病院周辺の地理で苦労しました。退院準備などで患者さんの自宅に行ったり、施設に見学にいったり、保健所に一緒に行ったりするので、そういうときに慣れるまで大変でした。
それと、先ほどと重なりますが迷いは常にあります。「この方法でよかったのかな」「このサービスでよかったかな」とか。高齢者の方だと施設も住宅型、特養などいっぱい種類があって、「ここでよかったのかな」とか…。もっといい方法あったかもしれないと常に悩んではいます。ご本人のために適切だったのかというのは、この仕事をしている以上、ずっと悩むと思います。 - 上司や先輩はどんな人、職場の雰囲気
- 相談をしやすい人たちばかりです。明るくて楽しくて…。
職場の雰囲気、人間関係もいいと思いますし、やっぱりソーシャルワーカーとしての本来の仕事をさせてもらっているというところは非常にありがたいです。 - 教育に関して
- 地域医療連携部の場合は、最初に各部署全部まわって、各部署での動きをみて、学んでもらいます。勉強会は常にしていて、私の所属する地域医療連携部では月に1度は勉強会をしています。それぞれ担当が決まっていて、自分で企画立てて講師にお願いして勉強会を組み立てることもしています。輪読会や研修も行っていますね。
- 油山病院に入職される方にひとこと
- 教育もしっかりしているし、明るい、元気な職場なのでぜひ!(笑)
- これからの夢と希望
- 難しいですね(笑)こんなにソーシャルワーカーとしてしっかり働けるところはないと思いますし、できるだけ長く頑張れたらなって思います。
(2023.9月インタビュー)
やりがいのある職場です編
やる気のある人、応募してほしい。
精神保健福祉士
入職:2002年 年齢:40代前半
血液型:A型 星座:みずがめ座
趣味:家族で同じ趣味を目指して、いろいろチャレンジしていますが、子どもが飽きてしまって続きません。
少しダサイのですが、親から良く言われていた「世のため、人のため」という言葉が自分の根っこにあるような気がします。
- 当院に応募した理由は?
- 私がPSW資格を取った頃は、資格そのものがまだあまり知られておらず、求人募集がほとんどありませんでした。ある先生から油山病院が募集しているようだとの情報を聞き、ワラをもすがる思いで直接お電話して採用面接を受けさせてもらいました。
- なぜ精神保健福祉士になったのか
- 大学卒業後、一般企業で営業職として働いていましたが、家族の事情でお休みをとりたい時も理不尽な理由で受け入れてもらえず、辞めようと思っていました。その折、祖父のことで訪れた施設で病院の精神保健福祉士という仕事を知ることになり、ちょうど資格ができたばかりの時期でしたが、やりがいのある魅力的な仕事だと思い、一念発起して医療福祉関係の専門学校に通うことにしました。
- 現在どのような仕事をしていますか?
- 地域医療連携部の課長(2022年4月より部長職)をしています。一人のケースワーカーとして担当するケースを抱えながら、部署全体を見渡す管理職になり、実のところ、今初めて、もがいています(笑)。上司である部長から求められている能力に、まだまだ足りないなあと日々感じています。
- 就職してみてどうですか?
- 入職から今日まで本当に幸運な日々です(笑)。入職時はPSW在職者2名でしたが、その当時からこの職種が認めてもらえる風土がありました。精神科におけるソーシャルワーカーの仕事ができて、本当に恵まれた環境です。
- 仕事で苦労したこと・悩んだこと
- これまで何の悩みもなく、苦労なく、楽しいばかりの10数年間でした。考えていることを思うようにさせてもらって、アイデアが湧きでるように次から次に浮かんできた時期もあります。繰り返しになりますが、管理職になって壁にぶちあたっているところです(笑)。
- 部署内の教育や指導の仕方
- 地域医療連携部には、現在10数名のPSWが在籍しています。私たちの仕事は法人内のあらゆる事業所・部署を良く知る必要がありますので、入職して2カ月間は全部署を回って学習する研修期間があります。また、部署内では先輩によるOJT教育がなされます。
- 上司や先輩はどんな人
- 病院が発展する過程でPSWが在籍する部署は変遷しましたが、職種は違っても、その時々良い上司に恵まれてきました。違った視点から、PSWを大切にしてくださっていると思います。
- 応募される方へのメッセージ
- 多忙な業務ですが、PSWが認めてられている「やりがいのある職場」です。一人ひとりが自分の考えで動けるので、クリエイティブな人に向いています。自分の個性を活かして活躍してほしいですね。やる気のある人に、ぜひ応募いただきたいです。
(2018.7月インタビュー)
作業療法士
INTERVIEW
のんびり屋OTR、ママになる編
OTRが多く、働きやすい職場。
作業療法士
入職:2008年 年齢:30代前半
血液型:O型 星座:いて座
趣味:料理、フラダンス
今大切なのは、2人の子ども達。夫はとりあえず置いておいて(笑)、保育園で頑張っている子ども達に感謝です。
- 当院に応募した理由は?
- 長期入院の患者さん達の退院支援を勉強したいと思っていました。市内の大学病院に以前いらっしゃった著名な作業療法士の先生が、その当時油山病院在籍と聞き、病院見学に伺いました。そのときの精神科デイケアのプログラムが素晴らしくて、さらに作業療法士が活躍する場がたくさんあっていいなぁと思いました。
- 就職してみてどうですか?
- 入職してからずっと自分を飾ることなく自然体で仕事のこと・悩んでいることを仲間に相談できましたし、ママになってからも周囲にお手本となるママさんOTRがたくさんいて何でも一緒に考えてくれるので、私にとっては働きやすい職場です。
- 現在どのような仕事をしていますか?
- 慢性期の方が多い病棟を担当していますが、年齢や疾患も幅広いので、作業療法のプログラム内容をそれぞれの方に対応できるように充実させていくことが難しいなと感じています。でも、満足いただけるように頑張りたいと思います
- なぜ作業療法士になったのか
- 医療関係の職業に就きたかったのですが、看護師さんはキビキビしていて、のんびり屋の私には向かないかなぁと・・・(笑)。だから、作業療法士のほうがいいかなって。
- 仕事を始めて苦労していること、悩んでいること
- 人前で話すのが苦手だったので、慣れるまで活動の時はいつも緊張していました。
- この仕事で良かったと思うこと・やりがいを感じること
- 患者さんの良いところ・健康な面を集団という場を活用して引き出せたときや、患者さんのいきいきした表情を拝見するとうれしいです。
- 上司や先輩はどんな人
- 面白い人が多いです。でも、困ったときは救いの手を差し伸べてくれる温かい人たちです。
- これからの夢と希望
- 今は子育てで精一杯で、毎日時間との闘いです。遅刻ギリギリの出勤を何回か続けていたら、先日課長から怒られました。当たり前ですけど・・・(笑)。とにかく時間内に手早くやって、皆さんに迷惑をかけないように頑張っています。
(2018.7月インタビュー)
作業療法を極めたい、プロ意識編
やりがいは患者さんの笑顔。
作業療法士
入職:2001年 年齢:30代後半
血液型:A型 星座:やぎ座
趣味:野球、フットサル、ウクレレ
ちょっと恰好つけ過ぎなのですが、「今を生きる!」という言葉は好きな言葉ですし、まさに僕自身だなぁと思っています。
- 当院に応募した理由は?
- もう十数年も以前のことですが、その当時は油山病院を全然知りませんでした。就職先を選ぶためにいくつかの病院を見学に行ったのですが、その時の油山病院のスタッフって挨拶がすごかったんです。特にOTスタッフ室はめちゃくちゃアットホームな雰囲気で驚きました。とりあえず、この圧倒的な雰囲気(!)で、ここに決めました。
- 就職してみてどうですか?
- 入職1年目から、やりたいことをさせてもらいました。誰かと一緒にではなく、自分の担当の病棟を持たせてもらい、本当に楽しかったです。そのスタイルは今も変わっていませんが、管理職になってから「やりたいことをやらせてもらうためには、やらなきゃいけないことがある」ということが分かってきて、随分大人になりました(笑)。
- 現在どのような仕事をしていますか?
- 救急病棟の担当です。病棟の患者さん全体のリハビリテーションにかかわっていますが、現在は特に認知症の方とのかかわりを深くもっています。
- なぜ作業療法士になったのか
- 母が看護師で看護学校の教員をやっていて、兄は理学療法士になりました。障害をかかえた身内の者と一緒に暮らした時期も長く、必然的に医療関係に興味をもちました。なぜ、作業療法士かというと、国語と英語だけで受験できたからです(笑)。
- 仕事を始めて苦労していること、悩んでいること
- この仕事では患者さんに作業療法を説明するときに、その必要性を伝えることが難しいのです。僕自身も、「精神科の作業療法とは何なのか」を一言ではとても言えません。精神科における作業療法の答えを探し求めながら、自分自身が作業療法を極めていきたいという気持ちがあります。
- プリセプター制度、部署の教育や指導の仕方は
- 基本的に、それぞれのスタッフの個性を尊重しています。細かく指導することはあまりないです。同じ目線で共感できるのは、この仕事をする仲間ならではの喜びです。
- これからの夢と希望
- 今は、公私ともに忙しいです。休日は子どもの少年野球をやってますから。仕事⇒野球⇒仕事⇒野球・・・ みたいな感じです。そもそも作業療法士は自分を媒体として治療を行なう職種ですし、僕もどちらかと言えばONとOFFの切り替えの無い人ですから、素のままの自分で「今を生きる!」を続けていくでしょう。
(2018.7月インタビュー)
訪問看護師
INTERVIEW
訪問看護師(あいりす)編
地域での患者さんをひとりでも多く支えられたら
訪問看護師
入職:1998年 年齢:50代前半
血液型:B型 星座:みずがめ座
趣味、マイブーム:家庭農園です。家族の誘いではじめました。育てたのは大根やキャベツ、白菜にブロッコリー。育てた野菜はとてもおいしいく、育てる楽しさや収穫の喜びも感じます。そして土に触っていると無心になりリフレッシュできます。
- 好きな言葉・大切にしていること
- 「継続」でしょうか。私は器用なタイプではないので同じことを続けてきてからわかることが多く、コツコツ積み上げていくことが合っているタイプなんだと思います。そういう意味で大切にしている言葉ですね。
- 当院に応募した理由は?
- 別の県で資格を取り仕事をしていたのですが、福岡を観光で訪れた時、ここに住みたいなと感じて福岡に来ることを決めました。県内で一度、他の所に就職をしましたが、自分の「こういう職場で働きたい」という理想により近いと感じるのが油山病院だったんです。昔はインターネットや転職サイトなんてありませんから、見聞きする情報は限られています。油山病院についての話を元職員の方や関係者の方に聞いて、なんとなく自分には合ってるんじゃないかなと思っていました。何度か自分で電話して問い合わせもしました。でも職員の募集はしていませんでした。どうしても入りたかったから当時の看護師の転職エージェントに登録して、空きがでたら教えてもらえるようにしてずっと待っていました。やっと連絡をもらえて、面接で病院にきて「思った通りの病院だったな」って思ったのを覚えています。(笑)
- 就職してみてどうですか?
- 当時は組織としてしっかりしているなと感じました。そんなにたくさんの職場を経験したわけではないですが。きちんとしているなって、入れてよかったなと思いました。
- どうして訪問看護師に?
- 看護師になったのは働きながら資格がとれるからですね。訪問看護については、油山病院の病棟に入職して、何か月がたった時、患者さんを持ち上げた際に腰のヘルニアが悪化してしまったんです。長く休まなくてはならなくなり、休み明けに「男性の訪問看護師がいないし、腰が心配なら訪問いかないか?」と言われて、病棟にいたら腰をまた痛めてしまう可能性もあるし、訪問看護に異動を決めたのが始まりです。
最初は「訪問ってなんですか?」と聞いてしまうほど何も知りませんでした。
そもそも精神科の訪問看護なんて、ほぼなかった時代です。最初は創設者で上司でもある方と僕を含めて3名。わからないなりに飛び込んで長い期間が経ちましたね。「訪問看護ステーションあいりす」は精神疾患をもつ方々の地域生活を専門にサポートする訪問看護事業所として1997年11月からスタートしました。認可は福岡市第一号なんですよ。 - 仕事を続けている理由
- こんなに長く地域で仕事を続けられたのは、仕事の奥深さだと思います。本当に奥深いのです。ここがゴールだと突き進んでいても、実はスタートの始まりであったなんて事がざらにあります。だからこそ、もがき苦しむ事もありますが、まだ頑張ろうとも思えます。僕が訪問看護を始めたころは今より支援先や連携できるところもないですし何でもやる感じでした。精神科の訪問看護のマニュアルなんて一切なかった時代です。試行錯誤の毎日で、これでよかったのかなと悩み、10年くらいはずっと、もやもやして過ごしたりしていました。
事務所に帰って当時の上司に報告すると「君を信頼して患者さんは会ってくれてるのだからそれでいいんだよ」と言って下さるんですが、まぁ不安ですよね。適切にできているのかとういうのが。そういうのはずっとありました。
開設してから1年くらいたった時に、古賀先生がスーパーバイザーとして検討会を設けてくださって定期的に相談できるようにしてくださいました。川野先生も引き継いでくださって、それを頼りに続けてきた感じです。試行錯誤していると徐々に精神科の訪問看護について勉強会や、マニュアルがでてきて、そういうものをみて、ああ間違ってなかったのかもと後から思うようなことが多々ありました。 - 苦労したこと
- やはりマニュアルも何もない所から立ち上げているので、仕事を始めたころはそういったことはありましたね。でも規模が大きくなって役職にもつきましたし、マネジメントの仕事もあるのでそういったことで今は苦労しています(苦笑)。ライバルもいっぱい増えていますからね。まぁ何かしら大変なことはありますね。
- この仕事・職場で良かったと思うこと
- 知らないことを知ることができたからということですかね。本当にたくさんのことを知りました。まず地理!(笑)ほかにも患者さんから教えてもらったりもしました。若いときは、社会のことなんて何にも知らないし患者さんの方が人生の先輩じゃないですか。いっぱいいろんなことを教えてもらえましたね。
あとはたくさんの人と繋がりを持てるということでしょうか。患者さん、ご家族、地域の方。訪問看護はひとりで患者さんのところに伺うということはありますが、いろんな機関との連携も必要だなと思います。この職場というと、油山病院併設ということで、病院と連携できるというのは強力だと思います。利用者さんはそれで安心してくださるところもありますし、紹介いただくときにも紹介しやすいと思います。 - プリセプター制度や教育や指導の仕方
- ある程度経験がある方が入っているようなところはありますが、それなりにはできているとは思います。でもまだまだスタッフのカバーをできていないかなと思います。これは管理者としての反省ですね。
- 職場の雰囲気
- どうですかね。日中はそれぞれで動いていますから事務所にはいませんしね(笑)。でも年齢層はちょっと高くて、お孫さんががいる方などもいますし、落ち着いててみんな大人かなという感じですね。
- 入職される方にメッセージ
- 在宅や地域地域とのつながりを体感できます。入院していない、地域で過ごす患者さんに合えるというのは大きいですよ。いろんな関係機関と連携をとりながら、地域での患者さんを支えることができます。こういうのは病棟と違う醍醐味かなと思います。
一日のスケジュールのマネジメントもわりと自由にやってもらっているので、自分で管理しながら働いてもらえるかなと思います。コロナの前には、学生の実習も受け入れました。患者さんを地域で一緒に支えていきましょう! - これからの夢と希望
- これは私の使命と思って、もっとやらないといけないと思っているのが実習生の受け入れですね。コロナで中断してしまっていますが。実際あいりすで受け入れた実習生が油山病院で看護師として入職されています。学生さんに精神科の訪問看護をもっと知ってほしいです。そして大きいことはできないですが、一人でも多くの患者さんの地域生活のお手伝いをできたらなと思います。
(2024.1月インタビュー)